変わり者トランスジェンダーの日常

性同一性障害むぅみんが綴る、過去から未来

女になりきれなかった自分

性同一性障害

 

最近巷でも、耳にすることが増えたであろうこの言葉

 

私はその当事者です!

 

 

”障害”という名称を忌み嫌う方もいるとは思いますが

 

私は、あえてこのままで書いていこうと思います

 

その辺りの理由については、また別の機会に!

 

さて、性同一性障害とは字のごとく、性自認に関する障害ですね

 

私は当事者ですが、専門家ではないので詳細を知りたい場合は検索してください

有能な情報はネット上にたくさん転がっています

 

私の場合を一言でご説明しますと、

 

「男として生きたいのに!体は女だった!」

 

です。

 

ですが、この結論に達するまでは紆余曲折あり

長い時間かけて、ようやくここにたどり着きました!

 

 

”私は生物学的には女” 頭では分かっていたんです!

 

学生の頃はオシャレにも目覚め、髪を染めたりスカートを短くしたり化粧をしたり

男性と付き合ってみたり(え?普通の女子生活してるって思いますよね)

 

しかも、それはそれで楽しんでもいました


当時の写真を載せます

f:id:maronee:20200824004020j:plain

 

それでも、最終的に私は性転換の道を

選んだのです


こうなりました


 

f:id:maronee:20200824005044j:plain

 

そんな私を、人は”にせ性同一性障害” や ”ファッションGID” と言うのでしょうね?

 

 

私の周りにいる同じような境遇の方々は、スカートが嫌で女子でもズボンがはける学校に進学したり、常に短髪で言葉遣いも男子だったりと、とても「分かりやすい」方ばかりでした

 

当時は、そんな人々を横目に自分とは違う人種とさえ思っていました。

 

周りと違うことで起こりうる「いじめ」を回避するため、他の女友達のマネをして女子高生を演じていました。

 

そして、周りからの自分への見栄えを気にしていた私は

 

いれものである「女の体」を良く見せるための努力もしていました。

 

体は女性としては恵まれていましたので、胸に視線が集まることはしょっちゅうで

 

あえてビキニ水着を着てプールへ行ったりもしていました。

 

しかし、何の嫌悪感も感じなかった。

 

私は、自分の体を自分のものとは思えなかったのです。

 

外見を作るただの「いれもの」に過ぎない

 

なので、痴漢に触られても好きでもない男に触られても何も感じなかった。

 

むしろ、飾り付けた「いれもの」が人から魅力的に見えているなら良しと思っていました。

 

ここまでだと、「女の人生でもやっていけたんじゃない?」と思いますよね

 

そう思う気持ちは私も分かります。

他の当事者の方々は体が女性に変化することや、女性として扱われることが非常に嫌だと言います。

 

 でも、私は違いました。

違いましたが、結論だけいうと性転換手術を行い

戸籍変更後、男性として生きています。

一度たりとも後悔をしたことはありません。

 

理解できない人も多いかと思いますが、それが私です。

 

では、何故そうなったのでしょう?

 

続く